出産準備はいつから始める?
出産準備は、一般的には体調が安定する7〜8ヶ月ごろから始める方が多いです。予定日より少し早めに生まれることもあるので、できれば臨月までに揃えておきましょう。
出産準備は何がどのくらい必要?
インターネットなどで“出産準備リスト”と検索すると、買わないといけないものがたくさん挙げられています。特に、アカチャンホンポや西松屋の出産準備リストのパンフレットは、買うべきものが大量に挙げられていますよね。実は、挙げられているもの全部購入しなくても大丈夫です。出産前ではなく、産後に買った方がいいものもあるんです。
私の経験と出産経験者から得た情報を元に「最低限の出産準備リスト」と「入院準備リスト」、「産後に買った方がいいものリスト」を作ってみました。ぜひご参考にしてください。
最低限の出産準備リスト
ベビーウェア、お洗濯編
- コンビ肌着5枚
- 前開きロンパース2枚
- ガーゼハンカチ10枚
- おくるみ2枚
体温調整の難しい赤ちゃんのために年中エアコンを使い一定の温度に保つので、コンビ肌着で事足ります。短肌着は不要です。前開きロンパースは退院日や健診、親戚等に会う時に使います。ガーゼハンカチはお風呂でも使えて万能なのでとりあえず10枚、必要であれば産後に追加で十分です。新生児期はよだれの量がまだ少なめなのでスタイは2ヶ月以降で十分です。おくるみも万能なので最低2枚は持っておいた方が良いです。
お部屋編
- ベビー布団セット(枕はベビー用のドーナツ枕)
- 防水シーツ2枚
- 授乳時に使うライト
- 収納ワゴン
ベビー布団セットはよくある7点セット、8点セットのもので十分です。セットの枕はすぐにクタクタになるものが多いので、必要時ドーナツ枕の購入をしてください。ベビーベッドやベッドインベッドのの購入は、部屋の広さや大人がベッドで寝るのか敷布団で寝るのかによって選択肢は様々のため項目には入れませんでした。私の場合は、寝ている間に下敷きにしてしまわないか、床は埃が心配ということもあってベビーベッドを購入しました。産後には、リビング用、お出かけ用にベッドインベッドを追加購入しました。ベッドは後からでも間に合うので生活に合ったものを購入してください。授乳時に使うライトはかなり便利なのでおすすめです。天井照明の光調整で代用することも可能です。収納ワゴンもかなり便利なのでおすすめです。私はニトリで3段になっているものを購入しましたが、IKEAのワゴンも人気があります。
授乳、調乳編
- 粉ミルク300g1缶
- 哺乳瓶2本
- 哺乳瓶用乳首(新生児用)2個
- 哺乳瓶ブラシ、乳首ブラシ
- 哺乳瓶消毒セット
出産後、全員が初めから十分に母乳が出るとは限りません。完全母乳予定の方も念の為少ない量で良いので粉ミルクを準備しておくのがいいでしょう。また、赤ちゃんによってはミルクの好き嫌いもあるようです。初めはミルク量も少ないですし、大きい缶は買わずに量の少ないものを購入することをおすすめします。哺乳瓶は母乳実感が使いやすいです。哺乳瓶の大きさは、最初から大きなサイズ(240ml)を購入しても問題ありません。哺乳瓶の清潔を保つためにも、哺乳瓶ブラシ、乳首ブラシは必要です。哺乳瓶消毒セットは、煮沸するものがおすすめです。消毒液はお金がかかるのと、うちの子は消毒液の匂いでミルクを拒否することもありました。
おむつ編
- 新生児用紙おむつ1パック(70枚程度)
- おしり拭き1ケース
- おしり拭きの蓋
- おむつ用ゴミ箱
おむつも合う合わないがあるので、とりあえず1パックで大丈夫です。肌トラブルなく使用できることを確認してから追加購入することをおすすめします。新生児は1日10枚はおむつを使いますので問題なければ早めに追加購入してください。おしり拭きはずっと使うものなのでたくさん購入しておいて大丈夫です。私はコストコRICOのおしり拭きを購入しましたが、3ヶ月半で1箱使い切りました。おしり拭きに蓋がついていない場合は絶対に購入した方が楽です。おしり拭きの蓋は100均でも買えます。おむつ用ゴミ箱は蓋付きのものを購入してください。有名メーカーのものでなくても蓋がついていれば大丈夫です。赤ちゃんは成長するにつれてうんちも臭くなっていくので、私はゴミ箱の蓋の裏に貼るタイプの消臭剤を付け、うんちのみ100均のおむつ用消臭ポリ袋に入れてゴミ箱に捨てています。
洗濯、お風呂編
- ベビー衣料用洗剤
- ベビーハンガー5本
- ベビーバス
- ベビーソープ
- ベビーローション
- 細い綿棒
- ベビー用爪切りハサミ
- 体温計
ベビー衣料用洗剤はデリケートな赤ちゃんのために必ず購入してください。私は赤ちゃんと大人の服を一緒に洗える「さらさ」を使っていました。うちの子は洗剤での肌トラブルはなく3ヶ月頃には赤ちゃん用ではない一般的な洗剤に戻しました。ベビーハンガーは100均で十分です。ベビーバスは購入をおすすめします。沐浴が必要なのは新生児期の1ヶ月だけなので洗面台で沐浴する方もいますが、洗面台は結構難しいです。まず蛇口が邪魔で赤ちゃんに当たりそうになるのと、洗面台の大きさによっては赤ちゃんが足で蹴った時に頭を打ちそうになることもあります。私は、収納も持ち運びも楽な「Richell(リッチェル)のフカフカベビーバス」を使いました。特に悪い点もなく使いやすかったです。ベビーソープは全身に使えます。毛量の多い赤ちゃんは、頭はベビーシャンプーを使ってあげると髪がキシキシになりません。生まれたての赤ちゃんは乾燥しているのでベビーローションが必要です。また、生後2週間頃からは湿疹などの肌トラブルも増えてくるので、肌のバリア機能を高めるためにも塗ることをおすすめします。多くのママに人気があるのは「アロベビーのミルクローション」で、湿疹が改善したという口コミも多いです。細い綿棒は耳や鼻掃除、時には便秘時の綿棒浣腸でも使用するので必需品です。爪切りハサミも必須で、すぐに顔に引っ掻き傷を作るのでこまめに爪を切ってあげる必要があります。体温計は、じっとしていられない赤ちゃんの用に短い時間で測定できるものが良いです。赤ちゃんの平熱を確認したり、発熱にすぐ対処できるように健康管理のお守りとして購入しておくことをおすすめします。
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入院準備リスト
必要書類
- 母子手帳
- 健康保険証
- 診察券
- 産院の入院書類
- ボールペン
必要書類の例を挙げていますが、産院から持参書類の指示があるのでそれらを忘れずに持参してください。入院してからも書類にサインすることがあるのでボールペンは必ず必要です。
ママのもの
- マタニティパジャマ2セット
- 水筒
- はし、スプーン
- ゴミ袋5袋
- シャンプー、リンス、ボディソープ
- 洗面用具
- 歯ブラシセット
- 化粧品
- ヘアゴム
- ティッシュ1箱
- ウェットティッシュ1袋
- 手指消毒用アルコール消毒液
- マスク10枚
- バスタオル3枚
- フェイスタオル4枚
- スリッパ
- テレビ用イヤホンと携帯用イヤホン(個室の場合不要)
- 携帯電話と充電器
- メガネ、コンタクト
- マタニティブラジャー(授乳用)2、3枚
- 産褥ショーツ2、3枚
- お産パッド10枚
- 夜用ナプキン20枚
- 退院時のママの服
- 骨盤ベルト
- 着圧ストッキング2足
- 乳頭保護クリーム(赤ちゃんが舐めても大丈夫なもの)
- 現金
パジャマやタオル、下着類は入院中に1回洗濯する(ほとんどの産院に洗濯機あり)ことを踏まえて少なめの枚数で設定しています。ヘアゴムですが、髪の長い人はあると便利です。出産の時に汗をかくので髪をまとめたり、肩にかついで赤ちゃんのゲップをさせる時などに必要になります。スリッパは履きやすいですが、滑りやすいため禁止されている産院もあるので確認の上持参してください。テレビ用イヤホンは、他の患者さんと同室の部屋で過ごす場合は必要です。テレビ用イヤホンの差し込み口は昔からある丸い差し込み口です。最近のiPhoneの平べったいイヤホンの差し込み口とは形が異なりますので注意してください。テレビ用イヤホンと充電器はできるだけコードが長いものをおすすめします。産後は悪露が出るのでお産パッドと夜用ナプキンが必要です。私の場合は自然分娩で産後4日間入院して産褥パッド8枚と夜用ナプキン8枚使用しました。出産後2、3日は月経のピーク日よりも多い血液が出てくると思っておいてください。退院時のママの服はお腹周りにゆとりがあるワンピースがおすすめです。出産してもしばらくはお腹がぽっこり出ていて後陣痛もあるので、お腹を締め付けない服を用意してください。骨盤ベルトは、自然分娩の私の場合は出産翌日から巻いていいと助産師さんに言われました。骨盤ベルトはしっかりと絞めることができる「トコちゃんベルト」がおすすめです。着圧ストッキングは、産後の浮腫予防、冷え予防に役に立ちます。出産で一気に体から水分がなくなるので産後は水分を溜め込もうとして浮腫みやすいのです。乳頭保護クリームは特に初産婦さんは必須です。3時間毎の頻回授乳で乳頭は乾燥するし、かなり痛くなります。赤ちゃんが舐めても大丈夫は「medela(メデラ)のピュアレーン」や「pigeon(ピジョン)のリペア二プル」がおすすめです。
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陣痛、分娩時に使うもの
- ペットボトル用ストローキャップ
- テニスボール2個
- スポーツ飲料500ml3本
- 水500ml2本
- おにぎり2個
- ゼリー飲料
- 食べやすいお菓子
陣痛の痛みが強くなってくると動くのが辛くなるので、どんな体勢でも飲みやすいようにペットボトル用ストローキャップがあればかなり便利です。100均で購入できます。テニスボールは陣痛時に腰やお尻を押すと痛みが少し和らぎます。飲み物ですが、私の場合入院して28時間後(分娩時間は15時間)に出産するまでに合計2L近く飲みました。陣痛で汗をかいたり口呼吸をするのでかなり喉が渇きます。出産は長期戦の体力勝負なので、できるだけ電解質の整ったカロリーのあるスポーツ飲料で水分摂取をすることをおすすめします。おにぎり2個というのは、私が実際に経験して食べやすかったのでおすすめです。さっぱりした味で塩気もあり食べやすく、持ちやすいところが良かったです。軽食はあくまでも一例なので、食べれそうなもの、好きなものを持参してください。ちなみに、カロリーメイトなどのクッキー系のバーは、口呼吸でただでさえ乾燥しているのに、さらにパサついて食べにくかったです。
赤ちゃんのもの
- 退院時の赤ちゃんの肌着(コンビ肌着)、服、ドレスオール
- おくるみ
- おむつ
- おしり拭き
- ガーゼハンカチ5枚
- 授乳クッション
- フォトアイテム(ぬいぐるみ、ボード、帽子など)
- チャイルドシート(車で帰る場合)
退院時の赤ちゃんの服は季節によって調整してください。あまりたくさん着せなくても寒い時はおくるみで調整できるので大丈夫です。おむつとおしりふきは産院で準備されていることが多いですが、必要な時は持参してください。授乳クッションは荷物になりますが必須です。授乳は片乳5分交互に2セットが基本で3時間毎です。肩や腰の負担を軽減させるためにも絶対に必要です。授乳クッションだけでは高さが低い場合はバスタオルで調整すると良いです。フォトアイテムは、私は持参しなかったのですが持っていけば良かったと後悔したので項目に入れました。生まれたてほやほやの赤ちゃんを後悔のないようたくさん撮ってあげてください。
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産後に買った方がいいものリスト
- ベビーカー
- 抱っこ紐
- おもちゃ
- 追加の洋服
- 追加の粉ミルク
- 追加のおむつ
- スタイ
- 靴下
- ミトン
- 離乳食グッズ
新生児期の1ヶ月間はお出かけしないのでベビーカーや抱っこ紐は基本使いません。産後1ヶ月までを目安に購入を検討してください。また、ベビーカーは嫌がって全く乗ってくれなかったという先輩ママの話も聞いているので、お出かけできるようになってから実際に試乗して購入するのもありです。おもちゃは、新生児期からラトル(ガラガラ)やメリーを使う方が多く、私も購入しました。実際に使用した感想ですが、ラトルは音に反応してあやす時に活躍しましたが、メリーは生後1ヶ月を過ぎるまでは特に何の反応も効果もありませんでした。赤ちゃんの成長に合わせておもちゃを追加していくのがいいと思います。洋服はすぐにサイズアウトするので、赤ちゃんの成長速度や季節に合わせて少しずつ買い足すことをお勧めします。スタイはよだれが多くなる2〜3ヶ月頃で十分間に合います。靴下もお出かけするようになってからで大丈夫です。ミトンは指先の刺激を遮るのであまり使うのはお勧めしませんが、あまりに引っ掻き傷が多い場合などは一時的に使用を検討しても良いかもしれません。離乳食は5、6ヶ月頃から始まるので産後にも十分時間があります。
まとめ
出産に向けて準備するものはたくさんありますが、先にたくさん買って使わないものが出てくると勿体ないです。今やネットで欲しい商品は何でも買えてすぐに届きます。初めは最低限必要なものだけ揃えておいて、その他は必要になったタイミングで追加購入するので大丈夫です。ミニマリストの皆さまの参考になれば幸いです。
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